広岡浅子がヒロインで平成27年度後期のNHK連続テレビ小説に決まりました。
タイトルは「あさが来た」
ところが意外にあまりよく知られていない広岡浅子。
そんな、広岡浅子は何をした人なのか?経歴や結婚、家族子供を紹介します。
広岡浅子プロフィール
広岡浅子
1849年10月18日生まれ – 1919年1月14日没
広岡浅子は京都の豪商の次女として生まれました。
17歳で大坂の豪商加島屋の次男広岡信五郎に嫁ぎます。
夫に代わり加島屋を立て直し、明治維新を乗り越えます。
そして広岡浅子は女性実業家として知られるようになります。
家業を譲った後は、女子教育の確立を目指し、日本女子大学校を設立します。
当時、女性の学歴、勉学に対する考えはかなり低かったようですから、広岡浅子の功績はかなり大きかったと言えると思います。
このように広岡浅子は、実業家と教育者のふたつの面を持った人だったのです。
1919年(大正8年)、広岡浅子は69歳で腎臓炎によって東京で亡くなっています。
広岡浅子のドラマはこうなる
広岡浅子は裕福な家に生まれますが、幼い頃から、許嫁が決まっていました。
それが広岡信五郎です。
この広岡信五郎がお坊ちゃまでろくに仕事をしないので、広岡浅子がかわりに加島屋を切り盛りするのですが、見所のひとつがこの広岡信五郎との絡みです。
てんやわんやの夫婦のやりとりがきっと大阪漫才のような描き方になるのではないでしょうか。
しかし、この夫、広岡信五郎は、おバカに見えて実はそうではないのです。
性格は温厚で人格者。裏方に徹して、妻に活躍させたいのです。
ケンカばかりのようで、実は夫婦仲は非常に良かったそうです。
この夫婦関係と、広岡浅子の姉との関係がドラマ前半の大きな見所かと思います。
そして、広岡浅子が加島屋の関連会社の九州の炭鉱を立て直すくだりです。
血気盛んな男衆に混じっての炭鉱の話は前半の大きなヤマ場となると思います。
そして加島屋は加島銀行、尼崎紡績(現ユニチカ)となって大成功を治めます。
いたる所で当時の権力者、例えば伊藤博文なども登場しそうです。
そして、ドラマの後半は教育者です。
家業を娘、かめ子(子供はひとり)の婿に継がせて女子大学の設立を目指す所が描かれるはずです。
NHK連続テレビ小説「あさが来た」
いろいろ書きましたが、NHKからあらすじが発表されています。
時代に先駆け、銀行、生保を設立し、後には日本最初の女子大学設立に尽力した実在の人物・広岡浅子をモデルに「お金儲け」のためではなく、「今よりも少しでもみんなが幸せな世の中の実現」のため、生き抜いたヒロインの物語を「おもろい夫婦」を縦軸に「運命の姉妹」を横軸に、さらにはヒロインへの応援者達との暖かな交流を絡めて描きます。
キャストが楽しみですね。
個人的には、ヒロイン広岡浅子の旦那役、広岡信五郎を誰が演じるのかが興味があります。
NHK朝ドラで大ブレイクした東出昌大さんのようになるのは、ほぼ間違いないからです。
ボンボンでおっとりとしてユーモアもある。
関西弁で夫婦漫才のような掛け合いが出来る・・・
有名どころの俳優さんで行くか、無名の新人で行くか・・・
私が悩むコトではありませんが(笑)楽しみです。
追記:玉木宏さんに決定しました。
実は史実では、広岡信五郎(玉木宏)には広岡浅子(波瑠)との子供、亀子以外にも子供がいます。
女中との間に三女一男・・・
ドラマで描かれるかは不明ですが、もし描かれるなら、その女中は、ふゆ(清原果那)さんのようですが、さてどうなることでしょう(笑)
広岡浅子の史実
史実では、広岡浅子の嫁いだ加賀屋と、広岡浅子の父今井忠興(升毅)は財閥に成長します。
今井家は史実では三井財閥です。
すべてハッピーエンドと思いきや、広岡浅子の姉はつ(宮崎あおい)は、経済的にはあまり上手くいきませんでした。
はつのモデルとされる三井春は、25歳で亡くなっています。
ドラマではどう描かれるのでしょう。
このままでは、あまりにもはつ(宮崎あおい)が可哀想です・・・
そしてもうひとつ、広岡浅子は「花子とアン」のヒロイン、村岡花子と交流があるのです。
広岡浅子が60歳を過ぎた頃に、村岡花子と会っています。
先ほどドラマの後半は、広岡浅子は教育者として活躍するようになる。と言いましたがその頃のエピソードですね。
史実ではそれほど深い関わりではないようなのですが・・・
このくだりは、村岡花子役の吉高由里子さんに演じてもらえば、かなり注目されますね。
実現すれば、かなりの話題になって過去最高視聴率の可能性も大だと思いますよ。
後半の「あさが来た」のキーポイントになってくる人物が、
大隈重信夫婦と成澤泉夫婦、千代の親友である田村宜です。
大隈重信を高橋秀樹さん。妻、綾子を松坂慶子さんが演じます。
大隈重信と言えば、総理大臣にもなった人物です。
教育者の道を進む広岡浅子を支援するようになります。
そして成澤泉を瀬戸康史さん。妻、カナエを宮嶋麻衣さんが演じます。
成澤泉は、あさを教育の道へ進むキッカケを作る人物で、のちの日本女子大学の創立者です。
あさの娘、千代の親友である田村宜を演じるのが吉岡里帆さん。
あさを尊敬し、のちにあさの右腕となり、日本女子大学の校長になります。
これからの展開が楽しみですね。
そして毎回、ブレイク俳優を輩出している朝ドラですから、今回もきっと未来のスターが登場することでしょう。
一押し候補は、五代友厚役のディーン・フジオカさん!
ブレイク間違いないでしょう。
そんな楽しみも考えながら「あさが来た」を観れば、より楽しめると思いますよ。
期待しましょう。
※ディーン・フジオカさんのプロフィールはこちら。
※あさの娘、千代の夫の東柳啓介役、工藤阿須加さんの記事もあります。
※あさのおじいちゃん役の林与一さんの記事もあります。
※成澤泉(瀬戸康史)さんの記事もあります。