ヤンキースの田中将大投手(マー君)が肘の靭帯を痛めて故障者リスト入りしているのは、多くの人がご存じですね。
ケガの正式名は「右肘内側側副靭帯の部分断裂」です。
今日、田中将大投手(マー君)が15日間の故障者リストから60日間のリストに移されました。「疲労」と診断されたそうですが、心配です。
PRP療法とは何か?
肘の靭帯を痛めてしまうこのケガは、投手の職業病とも言われるらしく通常「トミー・ジョン手術」と呼ばれる修復手術を受けるのが普通です。
他の日本人選手でも松坂大輔、和田毅、藤川球児投手が受けたことがあります。
これに対し、田中投手は手術を受ける予定はなく、PRP療法と呼ばれる最新治療を受けています。
このPRP療法は、自身の血液から血小板を取り出し、患部に注射する再生療法です。
血小板には、組織の増殖や再生を促す役割があり、早期回復のメリットがあるそうなのです。
通常の手術だと復帰までに1年はかかるが、このPRP療法だと6週間ほどで復帰できるのが最大のメリットと言われています。
早く復帰して稼いでもらいたい球団にとっては、好都合な治療法ですね。
実績のある手術か最新治療PRPか?
トミー・ジョン手術は現在では成功率90%とされ、今年のキャンプ以降でも大リーグでは約30人が手術を受けています。
一方、PRP療法はまだ復帰例は少なく、そのため成功率もまだハッキリとした数字は出ていません。
まだまだこれからの治療法なのです。
そのため、田中将大投手の治療についても地元では、賛否両論です。
それというのも、最近ニューヨークメッツのマット・ハービー投手がこのPRP治療を受けたものの、結局はうまくいかず手術をして未だに復帰出来ていない例もあるからです。
「マー君も手術にするべきだ」という意見は実はとても多いそうなのです。
ただ、医学の進歩とともに、メスを入れて治療する方法は、今後減っていくと思われます。
〇〇細胞を使って・・・なんてのが増えていくのではないでしょうか?
この田中将大投手の治療の結果如何では医学界にも大きな影響を与えることは間違いなさそうです。
最新治療か、実績ある治療か・・・
いちファンとしては、急がずにしっかりと治して復帰してもらいたいと願います。
完全に治るのなら、1シーズン潰したっていいと私は思ってます。
マー君は日本の宝、いや世界の宝ですから。