塚本こなみさんは、もともとは女性初の樹木医です。
現在はフラワーパークの理事長など経営者・実業家の活動が多いですね。
そんな、塚本こなみさんのプロフィール、旦那さんや子供、会社やフラワーパークも紹介します。
塚本こなみのプロフィール
塚本こなみ
1949年生まれ 静岡県磐田市出身
静岡県立磐田北高校卒
1985年「グリーンメンテナンス」設立
1992年 女性で初めての樹木医資格取得
1993年「環境緑化研究所」設立
1999年、あしかがフラワーパーク園長に就任
2013年、公益財団法人浜松市花みどり振興財団理事長に就任
塚本こなみさんは、私の中では樹木医というよりも、瀕死のフラワーパークを立て直した経営者というイメージが強いです。
そもそも、塚本こなみさんが最初に立て直しをした「あしかがフラワーパーク」の再建に関わったきっかけは、1996年の大藤の移植なのですが、移植の仕事であしかがフラワーパークに通ううちに、園の経営状態が見えてきたのだそうです。
大赤字であると・・・
そこでの塚本こなみさんの考え方がスゴイです。
私は自分の設計がもっと良ければ、もっとお客さまがいらしたかもしれないと責任を強く感じたのです。
そこで資本金を一部出して、新たに運営会社を立ち上げ、その1年後に園長に就任しました。
普通は自分に任された仕事をして終わりですが、塚本こなみさんは違いました。
あしかがフラワーパーク自体の再建にまで関わったのです。
さすがに成功者はちがいます・・・
このあたりの話は、2002年に出版された塚本こなみさんの著書『奇跡の樹-よみがえった大フジのおはなし』という本にも書かれています。
塚本こなみのフラワーパーク
塚本こなみさんは、前述した「あしかがフラワーパーク」を再建し、2013年からその手腕が買われ「はままつフラワーパーク」の再建も手掛けました。
両方に共通して言えるのは、圧倒的なメイン商品とお客様目線です。
あしかがフラワーパークでは藤を、はままつフラワーパークでは桜とチューリップをメインに置きました。「世界一」と「日本一」と銘打って・・・
なかなか出来る事ではありません。
そして料金変動制や、花の最盛期の営業時間は7時から21時までに拡大といったお客様目線での改革が成功しています。
特に、今まで「はままつフラワーパーク」を運営するのは、市の外郭団体で、理事長はこれまで市職員の天下りでした。
誤解を恐れずに言えば、これまではあまり周りは本気じゃなかったわけです。
本気の人間にかなうワケがありません!
■ あしかがフラワーパーク
栃木県足利市迫間町607 TEL.0284-91-4939
■ はままつフラワーパーク

静岡県浜松市西区舘山寺町195番地 TEL.053-487-0511
塚本こなみの夫、子供

塚本こなみさんをここまでにしたのは、ご主人の塚本明さんの影響が強いでしょう。
木とは縁もゆかりもなかった塚本こなみさんが、1971年に造園業を営む旦那さんと結婚したのがすべてのスタートです。
後に塚本こなみさんは、新たに公園や庭を造ることが主だった「緑を増やす」造園業から、植えた樹木や花を守り育てる「緑化」の業務へ方向性を変えていきました。
これが、1993年に塚本こなみさんが設立した「環境緑化研究所」に繋がっていくのです。
塚本こなみさんには子供さんが3人、すでにお孫さんまでいらっしゃいます。
そしてご主人が会長で、息子さんの明寿さんが社長を務める造園会社「庭明」が浜松にあります。
塚本こなみさんのご主人と息子さんの会社ですから、きっといい仕事しますよ・・・
■ 株式会社 庭明
静岡県浜松市富塚町4365番地9 TEL:053-453-3311
今でも造園家としての師匠は夫だと思ってます。
とにかくいい庭を造るためには、妥協しないし、利益追求にも走らない。いい庭を造るということにのみ専念をする人で、私もそうした姿勢を見習っています。
また造園に対する感性では、逆立ちしてもかなわない。
私は、まず誰よりも夫に恥ずかしくない仕事をしたいと思っていますから…。
塚本こなみさんご夫婦、良い関係のようですね。
最後に塚本こなみさんも良く行くと言うおすすめの樹木を紹介します。
浜松市天竜区春埜山にある、大光寺の「春埜杉」です。
この「春埜杉」は樹齢約1300年と推定されているそうで、高さ48m、幹回り14mもある神木です。
静岡県天然記念物にも指定されているそうです。
一見の価値ありです!