徳大寺有恒(とくだいじありつね)さんは、自動車評論家として知られていますね。
思い浮かぶのは、葉巻をくゆらせたダンディなお姿でした。
突然の訃報で驚きましたが、徳大寺有恒さんの経歴や本名、大学、死因、年収などを調べました。
徳大寺有恒(とくだいじありつね)プロフィール
徳大寺有恒(とくだいじありつね)
本名:杉江博愛(すぎえひろよし)
1939年11月14日生まれ 東京都出身
茨城大学教育学部附属中学校卒 水戸第一高等学校卒 成城大学経済学部卒
徳大寺有恒さんは、元々トヨタのレーシングドライバーでした。
実はレース引退後には、経営していたカー用品屋さんが倒産して、借金を返すために、タクシー運転手までやっていたという苦労人です。
フリーランスとして文筆業を開始してからは、1976年に自動車批評本「間違いだらけのクルマ選び」で大ブレイクしました。
この「間違いだらけの・・」は、車業界だけでなく流行語になりましたね。
当時は、内容が内容だっただけに、本名ではなくペンネーム(徳大寺有恒)で出版しましたが、自動車業界での反響が大きく、徳大寺有恒さんは「日本自動車ジャーナリスト協会」から脱退することになってしまいました。
今では到底考えられないコトですね。
辛口の批評が業界は気にくわなかったようです。
読者目線では、自動車への深い愛情からゆえの辛口で、ソコが面白かったんですけどね。
しかし、その後も徳大寺有恒さんは、「間違いだらけ」シリーズを出版し、ベストセラーになっています。
もちろん、私も徳大寺有恒さんの本のお世話になりました。
徳大寺有恒さんの死因は?
徳大寺有恒さんの死因は、急性硬膜下血腫でした。
74歳でした。
前々から、重度の糖尿病であることは知られていましたが、葉巻とお酒を愛してやまないダンディな方でしたから、大変だったと思います。
個人的にも、お見かけする姿は、いつも葉巻をくわえていた記憶があります。
糖尿病との付き合いは、経営していたカー用品屋が倒産した頃からです。
完全にストレスからきていますね。
この「急性硬膜下血腫」は、簡単に言うと、脳と硬膜を連絡する静脈の断裂によって起きる症状です。
おそらく、長年の糖尿病が引き金だと思われます。
糖尿病は、血液が粘りっこくなるため、血管で詰りやすくなってしまいます。
最近では、この糖尿病が元で、CGクリエーターの秋元きつねさんもお亡くなりになっています。
徳大寺有恒さんの年収は?
徳大寺有恒さんの出す本は、すべてベストセラーでしたし、出版以外にも、メディア出演、講演がありましたから、相当な稼ぎがありましたね。
引退?されてからも悠々生活ができていますから。
今までに買った車は50台以上!
どんなに相手から話を持ち掛けられても、必ず自腹を切ったそうです。
さすが、辛口評論家です。
自由な評論が出来ませんからね・・・
あるインタビューで年収2500万円なければ、生活を維持していけない暮らしだと語っていましたから、それ以上なのでしょう。
余談ですが、都内のマンションで駐車場だけで、月50万円!だそうです・・・
印税の凄さを改めて感じますね。
徳大寺有恒さんのご冥福をお祈りいたします。