ファイナルファンタジーは、FFの略称で親しまれ、プレイしたことがなくても、名前を知らないという人は少ないですよね。
そんなFFシリーズの4作目、FF4のストーリー、主人公セシル・ハーヴィは、元暗黒騎士ながらパラディンになるため、幅広い世代に人気のあるキャラクターです。
今ではFF4をプレイしたことが少なく、セシルの悲しいストーリーを知らない人が多いかもしれません。
今回は、ファイナルファンタジー4のストーリー、主人公「セシル・ハーヴィ」のネタバレについて紹介していきます。
バロン王国「赤い翼」初代団長の暗黒騎士セシル
FF4の主人公セシルは、バロン王国の士官学校で訓練を積み、暗黒騎士となります。
セシルは飛空挺団「赤い翼」の初代団長となり、バロン国王の理不尽な命令で戦うことに疑問を抱いていきます。
元々優しい性格だったため、暗黒騎士になったこと、バロン国王の命令で罪のない人を傷つけたことを後悔することに。
セシルはバロン国王の命令で、親友の竜騎士カインと共に、ミストにいる幻獣を討伐し、ミストの召喚士に「ボムの指輪」を届けることになります。
そこで、セシルに悲劇が降り注ぐことになるのです…
バロン国王の罠によりミスト村を滅ぼす
ミストへ続く洞窟で、幻獣ミストドラゴンを討伐した二人は、ミストの村に到着します。
ミストの村へ着くと同時に、バロン国王から預かっていたボムの指輪が暴走し、村中を炎が包み込みことに。
バロン国王の目的は、ミストの村を滅ぼすことだったのです。
絶望に打ちひしがれる中、ミストの村のどこかから、子どもの泣き声が聞こえてきました。
泣き続ける少女の横には、死んだ母親が倒れています。
なんとその母親は、討伐したミストドラゴンを召喚していた召喚士でした。
村を守るためにミストドラゴンを操っていた母親は、セシルたちの手で命を落としてしまったのです。
悲しみで暴走する少女は、幻獣タイタンを召喚してしまい、セシルたちはタイタンの地震に巻き込まれてしまいます。
地震に巻き込まれたセシルが次に目覚めたときには、カインはいなくなっており、少女だけが倒れていました。
セシルは少女を看病するために、オアシスの村カイポを目指します。
恋人ローザのために砂漠の光を取りに行く
カイポの村へたどり着いたセシルは、少女を休ませることにします。
少女はセシルに少女を開きませんでしたが、その夜にバロン兵が少女を狙って、襲い掛かってきます。
セシルはバロン王国を裏切り、少女を守り戦おうとします。
これまで心を開かなかった少女は、セシルにリディアという名前を告げます。
さらに、カイポの村では、セシルの恋人であるローザと出会います。
しかし、ローザは高熱病に掛かっており、特効薬である砂漠の光を取りに行くため、セシルとリディアはダムシアン王国を目指していくのです。
セシルはパラディンになる
ダムシアン王国へ向かう途中に娘を吟遊詩人に連れ去られた賢者テラと出会います。
セシルたちとはテラと共に、ダムシアンへ向かいます。
しかし、その時バロン王国の「赤い翼」がダムシアンを襲います。
バロン王国に滅ぼされたダムシアンでは、アンナが吟遊詩人のギルバートを庇い、倒れていました。
ギルバートはダムシアンの王子であり、バロン王国のゴルベーザに襲われ、両親は殺されて、クリスタルも奪われてしまいました。
テラは娘を殺したゴルベーザを倒すため、後を追いかけます。
セシルたちはギルバートと共に、砂漠の光を手に入れ、ローザを救出しました。
ローザは、バロン王国の狙いは風のクリスタルがあるファブールだと伝えます。
ファブールへ向かったセシルたちは、ホブス山でファブールの僧長ヤンと出会い、一緒に行動を取ることになります。
ファブールでセシルたちは、行方不明だったカインと出会いますが、ゴルベーザの命令に従ったカインは、クリスタルとローザを奪い、セシルたちの元を離れてしまいました。
セシルたちはローザを取り戻すため、船でバロン王国へと向かいますが、リヴァイアサンに襲われはぐれてしまいます。
みんなとはぐれたセシルがたどり着いたのは、かつて自分が滅ぼしたミシディア。
セシルはミシディアの村長と話し、試練の山へ行くことをすすめられます。
監視役の双子の魔道士パロムとポロムと共に、試練の山へ向かうセシル。
セシルは試練の山で、最強の魔法「メテオ」を手にするために来たテラと再会します。
さらに、謎の声に導かれながら、セシルは聖騎士の力を手にします。
試練の山で最後の試練に打ち勝ち、セシルはパラディンへと生まれ変わり、テラは「メテオ」を覚えます。
セシルは故郷バロン王国へと向かう
パラディンとなったセシルはバロン王国へと向かいます。
バロン王国内で、記憶喪失のヤンを正気に戻しながら、国王の元へ向かいます。
バロン城に乗り込んだセシルたちは、バロン王が偽者であることを知ります。
偽のバロン王カイナッツォを倒すものの、仕掛けられた罠が発動して危機一髪のセシルたち。
パロムとポロムは罠を止めるため、自ら石化するブレイクを掛けて、セシルたちを助けるために犠牲になってしまいます。
その後、ローザを助けるため、ゴルベーザを追いながらトロイアのクリスタルを回収するセシルたち。
ゾットの塔でゴルベーザと退治するものの、ゴルベーザには勝てず、負けてしまいます。
ゴルベーザに操られていカインが正気に戻り、仲間に加えると4つの闇のクリスタルを手にするため、地底世界へと向かいます。
地底世界でゴルベーザの召喚した黒竜に圧倒されるセシルたち。
幻獣世界で修行をして、大人になったリディアがみんなを助けてくれます。
ヤンやシドなど、多くの犠牲を出しながらゴルベーザの元へ向かう途中、エブラーナの洞窟で忍者のエッジを仲間にします。
最後のクリスタルを手にしたセシルたちですが、再びカインが操られクリスタルがゴルベーザの手に揃ってしまいます。
全てのクリスタルの力で封印を解き、月と地上の道がゴルベーザによって開かれます。
自らが月の民の子孫であることを知る
ゴルベーザを追いかけて、ミシディアで魔導船を手に入れるセシルたち。
月へと向かい、月の民フースーヤから、月の民の伝説を耳にします。
地球を侵略して、月の民を移住する計画を立てていたゼムスという男の存在。
クリスタルを使ってゼムスを封印した、フースーヤの弟クルーヤ。
クルーヤは地球で人間との間に2人の子どもを授かり、その子どもがセシルとゴルベーザということ。
セシルとゴルベーザは兄弟であり、月の民の血を引く子孫だったのです。
さらに、ゴルベーザはゼムスの思念により操られていたのでした。
月の破壊兵器バイブルの巨人を操り、地球を破壊しようとするゴルベーザを止めるため、フースーヤと共に地球へ戻るセシルたち。
バブイルの巨人を食い止め、兄ゴルベーザに真実を告げるセシルたち。
正気に戻りフースーヤとゴルベーザは、ゼムスを倒すため月へ戻ります。
ゴルベーザに操られていたカインも正気に戻り、セシルたちも月を目指します。
セシルたちが到着したときには、月の地下渓谷でゴルベーザとフースーヤが、ゼムスと戦っていました。
2人の唱えたWメテオによりゼムスは倒されますが、憎しみによってゼロムスとなり復活してしまいます。
セシルたちはゼロムスと戦い一度は倒されながらも、仲間の祈りによって、ゼロムスに勝利します。
セシル・ハーヴィは親友や兄と戦う悲しい戦士
セシルは偽バロン国王の命令により、暗黒騎士として多くの人々を傷つけてきました。
国から裏切られ、親友のカインに裏切られ、実の兄であるゴルベーザと戦い続け、多くの犠牲を払いながらゼロムスを倒すことには成功しました。
人気キャラクターのセシルですが、悲しいストーリーを乗り越えてきたのです。
セシル・ハーヴィが好きな人は、ぜひこの記事を参考にして、セシルのことを知ってあげてください!