「おいしい島のウーさま」というマンガをご存じでしょうか？
かの有名な漫画家、鳥山明先生のオリジナル作品です。
現在、入手困難になってしまったこの幻？のマンガを紹介します。
「おいしい島のウーさま」とは？
この、おいしい島のウーさまは、鳥山先生の漫画ですが、マンガ雑誌に掲載されているワケではありません。
BIOSPHERE2030という団体が頒布した冊子「最終戦略バイオスフィア」に収録されています。
完全なエンターテイメント漫画ではなく、農業・食育マンガとして立派な「教材」なのです（とても、わかりやすい！）
ちなみに、既に岐阜、愛知県を中心に全国の小中学校での環境学習等で活用されています。
「おいしい島のウーさま」の内容は、
本編18ページ＋キャラ紹介2ページ＋鳥山先生コメント1ページ。
そして鳥山ファン、マニアには、たまらないフルカラーなのです！
ストーリー
今よりず～っと未来の地球のどこか。
海のかなたにある植物だらけの不思議な島、ぐるぐる島。
マシンの故障で帰れなくなり、この島で生活することになった主人公、人間・来栖トムとカエルの尾玉五十八（いそはち）は、カミサマのウーさまと一緒に「伝説の仕事・農作業」をすることになります。
そこに現れたナゾの宇宙人・テクテク星人！彼らの本当のねらいとは！？
そして、ぐるぐる島の「おいしい秘密」とは！？
テクテク星人とウーさまとの戦いが今始まる！！
あたたかくてユーモアたっぷりの鳥山明ワールドを、どうぞお子さまとともにお楽しみください。
「おいしい島のウーさま」の見所！
この「おいしい島のウーさま」は、鳥山明ファンには、随所にニヤリとさせるポイントがあります。
自らカミサマと名乗るネコ（？）のウーさまは、あの「ネコマジン」そっくり！
口調もネコマジンそのままなのです。
ナゾの宇宙人・テクテク星人は、ドラゴンボールにも出ていた「サンドランドのピッチ人」そっくり！
島の村長の名前「水田二期作」は、鳥山明先生がデビュー前に考えていたという知る人ぞ知るペンネーム！
そして、鳥山ワールドのあのテイストのイラストとキレイなフルカラー。
このマンガ「おいしい島のウーさま」を欲しくなってしまうのも、うなずけますね。
「おいしい島のウーさま」の目的と購入方法
「おいしい島のウーさま」は、読者に農業・自然と文明・開発社会の共存。
これからのバイオ資源の重要性を伝える学習マンガなのです。
現に鳥山明先生のマンガの後に、このマンガの主題である「バイオスフィア」について説明されています。
そして最後に鳥山明先生のあとがきが・・・
契約上、本来は他で漫画や絵を描くことはできないのですが、今回に限り特別に許可していただいた集英社少年ジャンプ編集部に厚くお礼を申し上げます。
そんな、しばりが漫画家にあるとは・・・知らなかった・・・
この「おいしい島のウーさま」は、以前は1冊400円で購入が可能でした。
が、制作を担う名古屋市の特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）「田園社会プロジェクト」 には問い合わせが殺到、現在は販売を一時中止しています。
おそらく予想外の人気になってしまった（在庫なし）の状態なのだと思います。
余談ですが、某オークションサイトでも、定価の何倍もの値段で取引されていました。
特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）ですから、いろいろと予算の関係もあるのでしょう。再販、続編を宜しくお願い致します。