上田勝彦さんは、現職の水産庁の官僚です。
しかし、元は漁師という異色なのです。
ノーネクタイに、首にタオル。
そんな、上田勝彦さんのwiki風プロフィール、ブログや動画も紹介します。
上田勝彦プロフィール
上田勝彦(うえだかつひこ)
1964年生まれ 島根県出雲市出身
長崎大学水産学部卒 1991年に水産庁入庁。
現在、水産庁増殖推進部研究指導課 情報技術企画官
上田勝彦さんは、幼少の頃から、魚好きでした。
長崎大学水産学部に入学したのも、大好きな魚のコトが学べるからでした。
その在学中にシイラ漁を体験したのをきっかけに、大学を休学して漁船で働きながら日本の漁村を回りました。
休学してしまうとは、驚きの行動力です。
きっと漁の魅力にハマってしまったんですね。
実は私も漁師ではありませんが、子供の頃船乗りになりたかった時代があります。
本気で「商船高等専門学校」への進学も考えていました(笑)
ですから、上田勝彦さんの気持ち、少しわかります・・・
そして、漁師達と寝食を共にするうちに、上田勝彦さんの関心は、魚自体から魚に関わる人へと移っていったそうです。
1991年に水産庁入庁してからは、瀬戸内の漁業紛争調整、南氷洋調査捕鯨、太平洋マグロ漁場開発、日本海資源回復プロジェクト等に従事していました。
2004年から境港漁業調整事務所にて資源管理計画官。
09年より同事務所にて資源課長。と水産省のさまざまな部署を務めています。
容姿に似合わず(ごめんなさい)上田勝彦さんはエリート官僚なのです!
上田勝彦の漁業に懸ける想い
上田勝彦さんは、水産省入省以来、水産業におけるサカナと人間の関係、それに関わる人間と地域社会を目の当たりにしました。
漁業者の苦しみ・悩みをたくさん見てきた上田勝彦さんは、いつしか日本の漁業を活性化したい思いに変わっていくのです。
男、上田勝彦の本領発揮です。
「魚をもっと知ってほしい、食べてもらいたい」
そのために、上田勝彦さんは、トークと料理で魚の魅力を伝える“魚の伝道士”になりました。
上田勝彦さんは、魚離れを解消するには「売り方や、食べ方」を見せればいい。と考えたのです。
消費者は知らないものは買わない。
味の体験が少ない―というのも同じことで、知らないということは存在しないのと同じだよ。
だったら「知らない」を「知っている」にすればいい。
魚がものすごく美味しいことがわかれば、消費者は買いますもんね。魚。
着眼点がさすが官僚です。
でも、容姿が官僚らしくないのが上田勝彦さんの良いトコロですよね。
親近感が湧きます。
上田勝彦さんの家族とこれから
上田勝彦さんは結婚しています。
奥さんと息子さん3人の4人家族です。
お父さんである、上田勝彦さんの背中を見て育っているからでしょう。
お子さんが小学生の時のインタビューでは、
長男のなりたい職業は、「鮪船の船長!」
次男くんは、「鰹の一本釣りの漁師!」だそうです。
現在は高校生ぐらいになったかと思いますが、立派な青年になっていることでしょう。
本当に船長、漁師の道へ進んでいたら、上田勝彦さん、さぞかし喜ぶでしょうね。
親子で二人三脚なら最高です!
上田勝彦さんの仕事は、魚の美味しさを知ってもらうのも、大事な役目です。
上田勝彦さんは軽快なトークとともに、料理もします。
ソコがさかなクンと少々違うトコロでしょうか。
上田勝彦さんのブログにも魚料理のレシピが多々登場します(現在、更新が止まっているようです)
現在、上田勝彦さんはテレビ・ラジオ・雑誌などメディアを活用しての魚食普及に励んでいます。
最後に上田勝彦さんの熱い想いをどうぞ。
なんか、魚が食べたくなってきたのは、気のせいだろうか・・・
※こだわりの、すし職人藤永大介さんの店「すし通」の記事もありますよ。