先日、日本一旨い豆腐が決まりました。
受賞したのは長野県にある富成伍郎商店さんの「手塩にかけた伍郎のきぬ」です。
この日本一旨い豆腐「手塩にかけた伍郎のきぬ」のお店と値段、通販はあるのか調べました。
日本一旨い豆腐を決める品評会
日本一旨い豆腐を決める品評会は、京都府豆腐油揚商工組合が主催して開催されたイベントです。
もともと「第5回ニッポン豆腐屋サミットin京都」の中での企画のひとつです。
ニッポン豆腐屋サミットは、
豆腐事業者や豆腐業界の明日を担う若手後継者、業界関係の皆様に垣根を越えて広くご参集いただき、相互交流を図るとともに、明日の豆腐業界を語りあい地域と業界の活性化につなげていくことを目的
に開催されています。
品評会には全国から128品が出品されました。
審査は料理関係者などの審査員が「外観」「香り」「味」「食感」で採点した総合得点で争われます。
具体的には見た目、口に含んだ時や飲み込んだ時に鼻で感じられる香り、甘さやコクといった味、舌触りや喉ごし、コシなどだそうです。
日本一旨い豆腐「手塩にかけた伍郎のきぬ」
この品評会で金賞に輝いたのが、長野県松本市の富成伍郎商店の豆腐、「手塩にかけた伍郎のきぬ」でした。
原材料の大豆は地元で多く栽培される県産大豆「ナカセンナリ」という種類。
地下37mの井戸の天然地下水が味の秘密だとおっしゃっています。
長野県は蕎麦やお酒でも有名ですが、やはり「水」は重要な要素なのですね。
「手塩にかけた伍郎のきぬ」の値段は300gで税込194円です!
日本一の割に安くないですか?
品評会で何度も受賞した豆腐だからもっと高く売れるよと言われますが、値段を高くして高級に見せるのはちょっと違うと思っています。
お豆腐は普段にもご馳走にも使える食品として庶民に長く愛されてきたものです。
原材料の価格による値上げは仕方ないですが、おいしいから高くてもいいではなく、普通に材料費と諸経費を足した適性価格がいいと思います。
作る人、買う人、売る人の関係のバランスが悪いとその商売は続かないと思うんです。
3代目の富成敏文さんには、頑ななこだわりがあるのです。
ちなみに「手塩にかけた伍郎のもめん」もあります(笑)
もちろん他にも美味しそうなお豆腐が・・・
「手塩にかけた伍郎のきぬ」のお店、富成伍郎商店
この「手塩にかけた伍郎のきぬ」を製造・販売しているお店、富成伍郎商店さんは外観がなんともお洒落!
豆腐屋には見えません。
それもそのはず、富成伍郎商店ではスイーツも製造販売しているのです。
3代目の富成敏文さんは豆腐からの発展形の新たな商品を日々研究しています。
有名なのは豆腐ドーナツですね。
地元で知らない人はいません。
お店には狭いですがイートインスペースもありますので、出来立てをその場で食べれます。
またお店の脇にはその井戸水が飲める場所もあります(上記写真の左)
水を汲んでいくのも自由だとか。
豆腐の8割は水だと言われていますから、この水も一飲の価値がありますよ。
「手塩にかけた伍郎のきぬ」購入方法と味
日本一の豆腐、誰もが食べたいですよね。
長野県は遠くてちょっとと言う方、今の時代ネットがあります・・・
が、実はこの豆腐はネットでは買えません(泣)
対面販売のみなのです。
これには店主の富成敏文さんのこだわりがあります。
「店に来て感じる音や匂いも含めて味だと思う」
深いです・・・
やはりお店に行くしかありません。
■ 富成伍郎商店
長野県松本市原90−3 0263-87-8584
ちなみにお店の駐車場前には、なんと交通整理の誘導員さんがいます。
駐車場がそれほど広くないので、混雑時には路上に車が何台も並ぶほどなのです。
誘導員さんいわく、山梨県や岐阜県の方も来るそうで土曜日が一番込むそうですよ。
私も行ってきました。もちろん買いました。
しかし、きさくな誘導員さんでした(笑)
向うから話しかけてくれましたからね。
まずは何もつけずにそのまま食べてください。
正直な所、私は豆腐なんてそれほど変わるもんじゃ・・・と思っていましたが、
しっかりと大豆の風味が感じられて、後味がほんのり甘かったです。
醤油いらないなコレ・・・
買えるものなら毎日この「手塩にかけた伍郎のきぬ」でもいいです。
ついでに長野の蕎麦とお酒と・・・
いいですなぁ。